2024年あけましておめでとうございます。大きな地震で被害がでたり、航空機事故が起きたり、新年早々心のざわつく出来事が起こりました。心より哀悼の意を表し、誠のお気持ちをお伝えしたいと思います。

2022年は本当に大変な一年でした。人を信じるということにゆらぎが生じた一年でした。そして2023年もまた大変な一年でした。人を使って仕事をしてもらうということの大変さを痛感した一年でした。多くの人財を手放し、そして多くの人財をいただきました。本当に助けてくださる方はどなたかが明らかになり、去り行く皆さんには感謝で見送ることができました。

当法人の理事たちには本当に感謝しかありません。ご自身たちも多忙を極め、ご家庭でもさまざまなことがある中、おかやま在宅クリニックとゆうりん訪問看護ステーションの運営に誠実にご尽力いただきました。私の至らぬところに知らぬ間に細やかなご配慮をしてくださっていました。このような力強い仲間がいることに恵まれていると実感いたしました。

また事務職の皆さんにも、本当に感謝しかありません。去り行く人がいる中、残ってくださる皆さん、入ってくださった方は、心から私の心労と体調を気遣ってくださり、事務の業務の大変な中、訪問診療の同行業務や運転業務にも嫌な顔をせずにおつきあいくださいました。急な往診が入って、困った時にも温かく同行してくださることのありがたさ。いつも温められています。

看護職の皆さん、本当に感謝しかありません。訪問看護ステーションをクローズするかどうかの判断を考えた時、「いっしょにやろう」と力強く言ってくださったこと、また同行業務でも細やかに対応してくださること、感謝しています。

医師の皆さん、本当に感謝しかありません。2023年は、新しい医師たちがどこまでやってもらえるだろうかと不安もありましたが、すぐにその不安は消えました。若い先生方のお力で大いに助けられました。これまで私一人で抱えてきた困りごとや文書仕事などもほとんど助けてもらえました。私は2023年は日曜日の出勤が大いに減りました。これまでは文書仕事のために出勤しないと業務が回っていなかったのです。

多くの皆さんに感謝するばかりです。画像は院内での昼食会です。豪華な食事に行くわけではなくても、みんなで温かい会をひらく、そんな事業所になったことに感謝します。

年賀状、今年は篆書(てんしょ)に挑戦しました。呉昌碩(ごしょうせき)の臨書をしました。生龍活虎(せいりゅうかっこ/うりゅうかっこ)は生き生きとしている様、という意味だそうです。イラストは辰の文字を図化しました。

2024年はきっといい一年になると思っております。今年は悪い知らせの伝え方をもっとひろめていきたいですし、いろんな方たちと協働していきたいです。また、在宅医療連合学会の専門医はぜひとも取りたいところです。執筆の依頼も少しずつ増えています。もっともっと多くの方に、医療介護職と患者さんとのコミュニケーションについて伝える機会が増えるといいなと思います。また、利用者患者をお任せいただける事業所として地域で存在感を増していけたらと強く願っております。

今年もどうぞよろしくお願いします。