Okayama Home Clinic

お知らせ

週刊現代に記事が掲載されています。

2024年9月7日号の週刊現代に私が取材していただいた記事が掲載されています。
「あの世」は存在する
というタイトルの記事です。


私は取材を受けて、丁寧に在宅医療について語りましたが、結局記者さんが聞きたかった怪談話だけが取り上げられました。とほほ。


でも、まあ、これでこそあの世の存在を信じる「オカルトドクター」の面目躍如ですよ。はい。

紙面では私の患者さんが経験した「あの世の方との交流ばなし」が掲載されています。


ところで、先日お看取りがあった方も、そんなことがありました。
施設入所中の方です。
施設で逝去されました。
息子さんとお話したところ「母が昨日、私のところに来ました」とおっしゃいました。

息子さんのところに誰かが来た気配があり、暖簾のむこうに足だけが見え、暖簾をあげると、誰もいなかったと。そしてさらに2階の自室に寝ようといくと、誰かがいる気配がしてごそごそ音がするので、ドアを開けてみると誰もいない。
またドアを閉めるとごそごそ音がする。
「気持ち悪!」と寝ようと電気を消した途端、施設から「呼吸がとまりました」と電話があったのだそう。

そのお話を聞いて「そうかー。ご自宅に帰っていらっしゃったんですねー。」とケアマネジャーさんとうなずきあいました。

亡くなる直前に「挨拶に来る」というのはしばしば聞きますね。
「そうなんだー。」と心が温かくなります。

この患者さんに関していえば息子さんが患者さんのご病状が悪くなっていくのをみていられない、と思いつめていらっしゃったのが、ご挨拶にきてから旅立たれたことをお話されていた時の優しく柔らかい表情になっていたのですが、その変化に驚きました。


特別なお別れをされたことは大きなプレゼントになったのだろうなと思います。

おかやま在宅クリニック
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