Okayama Home Clinic

お知らせ

2025年あけましておめでとうございます

今年の一番の変化は「年賀状が激減している」ということではないでしょうか。

郵便料金があり得ないほど値上げされました。これは事業をしているものについて見過ごせないことです。これまで当然のようにきていた広告年賀状がへりました。また一般の友人からの年賀状も減りました。私は年賀状を数年前に卒業しており、返信のみしております。今年は返信する人が激減して楽だなと感じております。

会いたい人とはSNSを通じて交流しています。そうじゃない人とはそれこそ年賀状だけのつながりだったかもしれません。私は相当乾いた感じ方と思われるかもしれませんが、「行動につながらない感情は、存在しないものと同じ」と思っています。つまり年賀状で「今年は会いたいね」と書いていても行動しない場合は「会いたいと思っていない」と認識します。

祖父が昔「カンボジアの難民、かわいそうやと思うやろ。90%以上の人がそう思うやろう。それでも寄付に応じるのはかわいそうやと思った人の10%にもなれへん。そしたら、かわいそうと思って何もしなかった人らはかわいそうと思わなかった10%と同じや。」と言っていました。

私は全くその通りだと思いました。思いはあっても行動が伴わないのは、何も思っていないのと同じだと。

当院は患者さんから連絡があり、「それはつらいな」と思ったらご希望をおたずねして往診に行くようにしています。それはもちろん診療報酬をいただくためです。しかしながら、それもあるけど、困っている人を放っておくのが自分にとってきもちわるいことだからです。行動にしないのは思っていないことと同じなのです。気の毒だなと思って、それを行動に移すのと、気の毒とも思わず「様子見といてください」というのとは天地の差がありますが、困った人がいると知って無視して電話を切るのは何も思っていない人と同じだと思っています。

あれ?話しが脱線しちゃいました。そうそう。年賀状ですよ。思いがあっても賀状を出して「また会いたいね」で実践しないのだったら意味がないのです。

そうしてコミュニケーションの方法が変わって年賀状がすたれても、ほかの方法があるし、年賀状以外の方法がどんどん広まっていけばいいなと思っています。

年賀状でのご挨拶ではなく、リアル地域連携がますます広まりますように。

おかやま在宅クリニック
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