患者さま・ご家族の方へ
ご利用までのながれ

ご利用までの手続き方法をご説明します。

STEP
1
電話受付
まずはお電話でご連絡ください。事務担当者・院長が承ります。

受付時間:月~金 9:00-16:00
定休日:土曜日・日曜日・祝日
電話:075-252-5115
STEP
2
ご相談
ご利用者様のご要望をお伺いいたします。
その際に、行政・病院・ケアプラン情報等の確認をさせていただきます。
通院されている医療機関やお薬のこと、現在お使いの介護サービスや介護に関わっておられるご家族様のことなど、医療や介護の状況について確認をさせていただきます。所要時間はおおむね30分から50分くらいを目安とさせていただきこの範囲でのご相談は無料です。 相談時間が60分を超えるときは初診料金を計上いたします。よろしくご理解ください。
当院は通院が困難となった方のためのクリニックですので事前相談には患者様はお越しにならず、ご家族様だけでの来院でも結構です。ご家族様の来院が困難な場合はご自宅での面談も可能です。

※ただし、事前相談時に「もうすぐお薬がなくなるので薬を処方してほしい」という場合はご家族様だけの面談では処方できず、患者様を実際に診察する必要があります。 患者様も同席である場合には処方が可能です。このときは初診料、処方料等通常の外来料金が発生します。ご了承下さい。
STEP
3
事前準備
訪問診療開始までに、以下のお手続きをお願いいたします。
これまでのかかりつけの医療機関、主治医の先生から「診療情報提供書(紹介状)」を発行してもらい、提出してください。
主治医に言い出しにくい、かかりつけ医に通院することが難しいなどの場合はご相談ください。当院から診療情報提供書の発行を依頼します。
今後患者様が訪問診療を受けられることをこれまでの主治医の先生に了解いただき、必要な申し送りをいただくためです。
情報がないまま主治医を変更いたしますと、これまでの診療方針が不明となり、診療内容などが変わることで患者様が体調を崩す原因にもなります。医療の継続性が損なわれてしまうことがないよう情報の引き継ぎができるようにお願い致します。
患者様が新たに訪問診療を受けておられることを主治医の先生も知らないままですと、通院が途絶えたことをご心配になる先生もおられますので、必ず主治医の先生に訪問診療を受けることをお伝え頂き、診療情報提供書を発行してもらい、提出してください。
「体調は安定しているので情報提供書がなくても共通診断書で十分伝わりますよ。」 と主治医の先生がご提案してくださる場合は共通診断書で結構です。
訪問診療開始までに、これまでのかかりつけの医療機関にて2週間分以上の投薬を受けてください。 申し込み後すぐの訪問診療ですと当院の準備不足になることがあります。余裕をもった計画的な訪問診療導入のためにご協力ください。
STEP
4
訪問診療
開始
診療を開始した直後は患者様の状態をこまやかに診させていただくために、すこし回数を多く設定することがあります。二週連続で訪問することがありますのでご了承ください。
訪問診療は、月に2回以上の訪問を基本としております。 当院では定期的、計画的な訪問診療を行っております。体調のいい時から常にみておき、調子が悪くなりそうなときに早めに手当てすることが必要であると考えております。 計画的な診療のために1カ月に2回、または隔週での訪問診療につきご理解ください。
STEP
5
定期報告
・連絡
ケアマネジャーへ定期報告を入れ、連携・協議を行います。 患者様やご家族のご要望にきめ細かく対応してまいります。
利用料金

下記料金は一例です。他にも老人ホーム入居中などで料金は変わってきます。

医療費(月2回訪問の場合)
  負担割合 1ヶ月の負担目安
高齢者の方 1割 7,000円
2割 14,000円
3割 21,000円
一般の方 3割 21,000円
その他にかかる費用
居宅両方管理指導 500円/月
薬代 院外処方箋のため、処方された方は別途薬代が必要です。
※薬局からの居宅療養管理指導として、ご自宅での服薬指導を受ける場合は、月に約500円が薬代に加算されます。
交通費 車馬賃として一回につき500円いただきます。
(訪問診療圏としてお示ししている範囲外にお住いの場合は800円いただきます。)
※指定難病受給者証、重度障がい者医療証をお持ちの方、生活保護の方は公費又は減額対象となります。 ※国民健康保険、社会保険、生活保護指定など、各種保険の取扱いがあります。

料金の例)医療費が一割負担の方。癌で中心静脈栄養管理が必要であったり在宅酸素療法が必要な重症者の方の場合。月に2回訪問の場合
在医総管 4600円+(訪問診療料 833 + 居宅療養管理料 292)×2回=6850
に加えて、お薬代、検査代などがかかります。

※在宅時医学総合管理料とは医師が患者様に対し24時間365日当院とのつながりを持つことができる基本料金のことです。
緊急時の往診要請や救急搬送に至るまで、夜間、早朝でも連絡対応が可能な状態にあることを意味しております。

サービス提供エリア
西端:円町
東端:平安神宮
北端:烏丸鞍馬口
南端:烏丸高辻

を大体の目安としておりますが範囲外にお住いの場合もご相談に応じます。あるいはお住いの近隣で訪問診療が可能な医療機関のご紹介などのお手伝いをさせていただきます。まずはお話をお聞かせください。
特殊治療中の方や緩和治療ご希望の方などで受け入れ医が見つからない方につきましては遠方でもご相談をお受けします。お住いの近隣で特殊治療や緩和治療に対応できる医療機関があればご紹介することもあります。
よくあるご質問
  • Q
    自宅へどんな人が来ますか?
  • A
    医師と事務員、または医師と看護師が訪問いたします。 当院は、通院が困難な方、日常生活に困難が出ている方の療養生活をサポートする機関です。「掃除ができてない」「お茶の用意は必要か」など、一般のお客さまを迎えるようなご心配やお気遣いをされないようお願いいたします。
  • Q
    家族は普段は昼間仕事で家にいないのですが、訪問診療の日は家族も仕事を休んで付き添わないといけませんか?
  • A
    ご本人さえいらっしゃれば、お昼間お仕事に行っておられるご家族の同伴は必要ではありません。連絡帳を用意しておりますので処方してほしい薬などがあれば書いておいていただければ結構です。 ご自宅に鍵をかけてご家族がお出かけされる場合も、訪問時の開錠および診療終了時の施錠についても、ご安心いただけるようなご提案をさせていただきます。
  • Q
    どんな人が訪問診療を受けられますか?
  • A
    通院困難な方です。寝たきりの方、認知症の悪化、筋力の低下から歩行ができなくなった方、悪性腫瘍治療中または治療終了後で緩和治療を希望される方、など通院が困難な方が対象です。これらの症状から日常生活に困難をきたしている場合は、訪問診療を利用する前に介護認定を受けていただいたほうが訪問看護、訪問介護、通所介護などの多職種との連携がとりやすくなります。 ※年齢が若く介護認定が受けられない場合は、認定がなくても訪問診療を受けられます。
  • Q
    訪問診療というのはヘルパーや訪問看護とどう違うのですか?
  • A
    訪問診療とは
    訪問診療は医師がご自宅に訪問し、診察、処方をします。
    医師は体調を確認しお薬を処方します。
    診察後、なんらかの処置が必要になることがあります。訪問看護を導入している場合といない場合を比較してご説明します。

    <訪問看護を導入されている場合>
    医師が診断し、必要と思われるときには訪問看護師に処置などの指示をします。
    基本的な処置は訪問看護師に依頼して、看護師がすることができない専門的な処置は訪問診療医がするか、専門外の処置(たとえば耳鼻科・眼科・婦人科などの処置)は他の医療機関に紹介します。この場合は他の医療機関に通院していただきます。

    <訪問看護を導入していない場合>
    単に医師の処方だけでいい方は訪問看護が入っていなくても問題ありません。ただ、訪問看護師を導入していない場合には、こまやかな処置ができない場合もあります。褥瘡(床ずれ)を持っておられて傷の処置が必要な方・頻繁に肺炎になって抗生物質の点滴が必要となることが多い方・便が出ないことが多く便を出す処置が必要となることが多い方・体調が不安定で夜間にも相談が必要な方などには訪問看護の導入をおすすめしています。

    訪問看護とは
    訪問看護は看護師が訪問し、看護ケアを提供して療養生活を支援するサービスです。看護師が体調管理やさまざまな処置をします。体調が安定しているときは身体の清拭、洗髪、入浴介助、食事や排泄などの介助、爪切りなどのケアをします。患者さんが体調をくずしているときは、医師に状態変化を報告し、医師の指示のもと処置をおこないます。処置とはたとえば褥瘡の傷のガーゼ交換、脱水の時などの点滴、肺炎になった時など抗生物質の点滴、熱を冷ますためのクーリング(氷嚢で体を冷やす)、便を出す処置、痰の吸引、皮膚トラブルの薬の塗布など、ヘルパーではできない体への直接の看護です。処置後は医師に状態報告を行い、さらに指示を受けます。

    訪問介護とは
    訪問介護は介護員による訪問サービスです。介護員は一般には「ヘルパー」と呼ばれることが多く、こちらの方がみなさんにはおなじみかもしれません。介護には身体介護と生活援助があり、食事・排泄・入浴などの介護(身体介護)や、掃除・洗濯・買い物・調理などの生活の支援(生活援助)をします。通院などを目的とした乗車・移送・降車の介助サービスを提供する事業所もあります。
    各職種の立場は違っても、医療、看護、介護が連携を密にしてみんなで在宅生活を支えていきます。
  • Q
    一回の診察でどのくらいの時間かかるのですか?
  • A
    患者様宅の滞在時間は10分前後が一般的ですが、重症の方の場合や処置が必要な場合など30分くらいかかる場合もあります。前の患者様にどれくらい時間がかかるかは日によりますので、訪問のお時間をあらかじめお知らせすることは難しい場合があります。ご了承ください。
    訪問前に電話をご希望される場合もありますが、医師が移動の運転をすることもあり、移動中の電話連絡は困難です。ご理解とご協力をお願いします。
  • Q
    どれくらいの頻度で医師が訪問するのですか?
  • A
    月に2回以上の訪問を基本としております。病状が安定しておられない場合には毎週訪問することもあります。また、通常は月2回の訪問先であってもつい最近薬を変えていた場合、傷の経過を診ており細やかな観察が必要な場合には、次の週にも訪問することもあります。
  • Q
    医療費のお支払方法は?
  • A
    当院では口座引き落としでご請求させていただいております。現金でのご対応を希望される方は、事前にご相談ください。