今日は朝から訪問診療に行きましたら、ショートステイに出発する前の準備であわただしい時間帯でした。

この時間を逃すとショートステイに行ってしまうのであわただしいのは申し訳ないですが、診察させて頂きました。

こちらから訪問診療医、そちらからヘルパーさんがそれぞれ患者さんにあれやこれやします。

「すみませんねえ、あっちから、こっちからでー。でも、みんなからモテモテですねえ。」なーんて言いながら作業していました。

お薬の調整して、体の調子をチェックして、ヘルパーさんに後をお願いして私はお先に家を出ようとしました。

「ショートステイ、楽しんできてくださいね。」と手を握ってご挨拶しました。

この方はショートステイが大好きなのです。

そしたら、普段はなかなか言葉の出ないこの方が一生懸命何かおっしゃろうとしていました。ゆっくり聞き取ると

「いややー。」と。

おやおや、いつも喜んで行かれるのに、今日はどうされましたか。

「いややー。先生と離れるの、いややー。」

「まあ!なんて愛しいこと!愛の告白受けてしもうたね。嬉しいですよ!」と私も大変嬉しい気持ちでした。お相手様は女性のご高齢者ですが、性別を超え年齢を超え、愛の告白はもう十数年ぶりですからね。嬉しい限りです。