昨日は介護スタッフへの勉強会でした。

今回の患者さんは癌末期で独居。

患者さん………独居ですよ。
ドアを開けたらお別れ、な状態が予想され、そうでない場合は自分がケアしてる最中のお別れ、です。
どちらにせよヘルパーさんの心の傷になりうる状況。
本来在宅の終末期っていいものなのです。なのにドアを開けたら亡くなっておられた、あるいは自分のケア中に亡くなってしまわれたという「アタシの恐怖体験」になってしまって欲しくないのです。患者さんとの素晴らしいご縁をいただいたはずが、恐怖体験で離職して欲しくないのです。

知識を得ることでレベルアップを。
医療との連携で安心感を。
いや、違う。
知識があることで安心感が。
連携があることでレベルアップが。
得られるんだと思います。

自分の中に知識が備えられていること、これは何より心強いものです。自分はわかってるつもりが連携によりより良いケアがあると知ることがレベルアップにつながるものです。

勉強会終了後の手応えはいつものもの。
「安心しました!」
「いつものケアでいいんですね。」
「自然体でいいんですね。」

患者さんとのこのご縁が介護スタッフの皆様の人生に素晴らしい彩りを与えてくださる看取りになりそうです。

本当に、患者さん。生涯で一番女の子達にチヤホヤされてると思います。
幸せな方です。

介護スタッフの皆様の働きなくしてはいいケアはあり得ません。たくさん経験を積んだ方が恐怖体験で離職されることがないようにと願います。

今回の勉強会には看護スタッフも参加してくださり、深みのある愛情深いコメントをくださいました。

私の漫談勉強会とは趣の違う、深みのあるコメントでした。会がピリッと締まりました。