一年がもう終わりますね。もう仕事納めになられましたか?

ワークライフバランスが取り上げられた一年でしたね。

うちのクリニックのモットーは ①親身な医療 ②休みやすい職場 です。親身な医療は言うまでもありません。

働きやすい職場であるのは当然で、休む時に「休みたい」ということに理由を必要としません。遊びに行きたいのでも習い事に行きたいのでもなんでもかまわないということです。

一方で、もっと働く人が増えてもらいたい職場というものもあります。夜はみんな家で休んでもらいたいとは思うけれど夜にこそ働かなくてはならない職場もあります。病院の当直や夜勤などもそうです。

今はナイトヘルパーさんが足りないということで大変です。おむつ交換ができない老老介護で、夜のヘルパーさんの需要は高いのです。ヘルパーさんご自身の健康と生活を考えれば昼間にだけ仕事をしてもらいたいのですが、実際に夜に助けを必要とする高齢者が今増えています。

年末年始の介護サービスが休みに入るので施設入所を希望する高齢者は多くなります。そうすると施設職員も大変です。

ちゃんと休んでほしいと思うけれど、生活はカレンダーとは関係なくまわっているからみんなが休む時も支援者が求められる。

個人的なことになるのですが、とある高齢者(90歳台と80歳台のご家族)のご家庭に入っておられる家政婦さん、85歳女性ですよ。

いや、もう、びっくり。びっくりというか、笑ってしまうくらいです。小さなご婦人ですが、しっかりと家事支援なさっておられました。

うちの診療所は31日が仕事納めです。曜日ごとに4日ずつ働かないと仕事が回らないのですが、月曜日は5回あるから1回休めます。24日にやすむか31日に休むかの選択肢だったのですが、31日出勤することにしました。付き合ってくださる従業員に申し訳なくもありがたいです。

夜であったり休みの時であったり、働く人が求められるのは仕方がないことです。しかし、その場合も変わりの時にきちんと休めるようにと願います。

日本の介護と医療の現場が疲弊しませんように。どんどんいい環境になりますようにと願います。

来年もよろしくお願いします。